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武生は古くから刃物、仏壇や指物の産業が盛んな町でもあって、金具鍛冶屋にも恵まれ江戸時代より桐材を使用した箪笥や欅材で框のしっかりした箪笥がつくられていました。
武生の東部には桐材が多く、桐材にも恵まれた土地だったのです。以前は、前桐、三方桐、四方桐、総桐とランクがありました。

現在では、気候条件や機密性、環境資源を考え桐箪笥のなかで最も高級とされる総桐箪笥のみがつくられています。
棚板は、他県のものにくらべて、8分(24o)の他よりは厚い板を使用し、手作業で丁寧につくられています。
もう一つの特徴は桐タンス本体もがアリ組み工法の技術ででつくられている事です。これは、大変めずらしいとされています。

桐たんすの本体をアリ組みにすることで調湿がよりスムーズになり桐たんすの中の衣類を守ってくれるのです。
武生桐たんすは、福井県の伝統工芸品です。
桐たんす専門工房でつくられている桐たんすは、福井県郷土工芸品の指定をうけています。

北陸地方といえば、湿度が高く、冬は雪が降り積もり、湿っぽい住まい。
こんな地方では、この厚い桐板が必要となるのです。さらに、桐たんすの箱本体もがアリ組みという造りこれも昔の人の知恵ある技です。

武生桐たんすの歴史は古く、しかしながら、地元に桐たんす職人が少ないことから、国の伝統的工芸品としては認められておりませんが、古くからの伝統を受け継ぎ確かな技術と技法でお造りしている、本物の家具です。
毎年行われる恒例の日本の伝統展にもお声がかかり、大阪高島屋で販売もさせていただいております。


武生桐箪笥伝統の技術と技法
1. 乾燥は、自然乾燥によること。
2. 使用する板材は桐材の無垢板とすること。
3. この場合の板厚は天板側板たな板束板地板の元寸は八分(24ミリ)を使用する。裏板、引き出しの底板については 8o以上とする。
4. すべての接合を四方あり組み接ぎとすること。(箱本体 引き出し )
5. とびら又は引き戸をつける場合は板物の場合は24ミリ以上の元寸、枠物の場合は枠は8分(24o)以上の元寸を使用し、鏡板は7o以上とすること
6. 仕上げには、うづくりかけをし夜叉の実砥の粉による着色後、イボタロウ磨きで防水加工をすること。
但し. 出来上がりは、それぞれの桐材の質、カンナの削り等で多少の厚みは異なる。


古くから伝わる桐のおはなし

昔から、女の子が産まれると桐の苗木を植えて、お嫁に行く頃になると切り倒し、嫁入り道具の桐箪笥をつくる。こんな風習は、日本各地に伝わる総桐箪笥の話しですよね。

そうです。桐の木というのは、成長が非常に早く20年もすれば、箪笥にするくらいの大きさになります。
さらに、日本の気候は、桐の木が生長するのに適した土地であり、湿度が多いことから、着物の収納に桐箪笥は必需品だったのです。
もともと、昔の箪笥は欅などの堅くて重い木でつくられ、そこにたくさんの金具で堅ろうで巧妙につくられ盗難や破壊に耐えれる金庫の役目だったものです。今で言う時代箪笥が箪笥の原型です。

江戸時代になり世の中が平和になった頃、人口が増え家屋が密集しはじめると、大きな火事が頻発するようになりました。
そのため、人々は火事から財産を守るために箪笥はここから発展を遂げるのです。


現在も江戸時代と同じ棒通し金具をつけている

上下2個にわけ、棒を通して二人でかつぎやすいように金具を付け、材質を軽い桐材にしたのです。総桐箪笥の棒通しとよばれる金具、現在ではこの金具は付けないというか、見せ掛けだけというメーカーも多いです。
しかし当工房の総桐箪笥には、この金具が今でもついています。
なぜ、この金具を今でもつかっているのでしよう。
昔と同じ伝統をそのまま受け継ぎたいという職人の思いもあります。
現在は棒を通して運ぶなんてしませんが、この金具耐震にも一躍かっているです。
この金具のおかげで積み重ねた総桐箪笥は崩れ落ちることがないのです。

明治・大正と箪笥は更なる発展を遂げます

明治、大正時代になり、一人でも運べる大きさにと上中下の3段に分かれるようになります。
昔の人の知恵はすごいです。というか、経験が知恵を生むこととなったのでしょうか。

桐の木の箪笥は火事になっても、中の衣類や財産は、なんともない。ことに気づかされることになります。

しかも、梅雨になれば、空気中の湿気を吸収し桐は膨張する。逆に、大気が乾燥すれば桐の木は、すき間があいて空気を通すのです。桐の木は、草科ですので、導管が他の木材に比べ太く、調湿作用にすく゛れているのです。

湿気の多い日本では、書画、骨董品、など古くから伝わる歴史的物は、大切に保管するために必ず桐箱に入れてしまっておくこととしているのも、昔の人の知恵。
桐箪笥が現在に至り、今でも愛されているのは、昔の人の知恵があったからなのでしょうね。
桐の木の成長の早さ、削りなおせば新品同様になることも全部ふまえてこの上ない条件をもっている桐箪笥は、これからも受け継いでいって欲しいモノの一つです。


桐箪笥に使う桐材は厳選したもの

柾目の細かい美しい桐タンスに仕上げるには、材料選びが基本です。
けっして、会津桐だからよいとか北米桐だからよくないとかではないことです。
当工房では、市場で総桐箪笥職人が自ら目で見て触って厳選した桐材のみを使用しています。

基本的に質がよくないと木にくるいが生じてきたり
桐の機能を充分に発揮できないことになります。

いくら高度な技術があっても木の質がよくないと桐の機能を果たしません。
本当の総桐箪笥職人なら、材料からこだわるはずです。

桐タンスは150年以上も使える優れもの

桐箪笥・・・高いわりに、なんとなく古くさいとかダサイなどと思われがちですが、全くそんなことありません。

総桐箪笥というのは、衣類を収納するのに一番適しているものなのです。
しかも、先150年は使えるたんすなのですよ。
自分の孫その先まで、新品同様にして使うことができるすぐれモノなのです。

総桐箪笥は、洗い直しという作業によって新品同様になります。
簡単に言えば、普通、総桐箪笥というのは、
カンナで表面を削ることができるというわけです。
一皮むけた総桐箪笥は、もとの白さを取り戻します。
総桐箪笥は、つくりの繊細さゆえに高価な商品ですが、あらゆる面で最高のたんすなのですよ。

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